甘栗  (『マッチ売りの偽書』より)

川上未映子

今頃気が付いて、すみません。6月26日のツイッター拝見しました。

拙作つぶやいていただいてありがとうございます。

中華街をあてもなくふらついていて、煮詰まった辛い思いを書いた詩です。

心のどこかに残る作品が一編でも書けたのかなって、

生きててよかったなと思いました。

 

大切な詩です。初めて知ってから12年。独りのときによく朗読しています。若いころ釜は重く苦しくそれこそ甘美で、そしてみなさんの釜はいまどんな。
〈甘栗〉中島悦子マッチ売りの偽書

 

 

https://twitter.com/mieko_kawakami/status/1276385409052770304