新詩集紹介

廿楽順二『春の私鉄』(改行屋書店)

 靴をなくす夢を一生川面にうつしていくんです

 

阿部嘉昭『かけら世の』(響文社)

 かぎりなくゆくうつくしいせなか くびのなくとおい馬群のゆうぐれだ

 

久納美輝『アイスバーン』(インカレポエトリ叢書 七月堂)

 昼下がりに街を歩いていた 批評を拒む

 

現代詩手帖』3月号(2021) 特集 詩と災害 のアンケート「この一冊 この一篇」に回答させていただきました。私がとりあげたのは、寺山修司『地獄篇』です。