2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

新詩集紹介

廿楽順二『春の私鉄』(改行屋書店) 靴をなくす夢を一生川面にうつしていくんです 阿部嘉昭『かけら世の』(響文社) かぎりなくゆくうつくしいせなか くびのなくとおい馬群のゆうぐれだ 久納美輝『アイスバーン』(インカレポエトリ叢書 七月堂) 昼下がりに街を…

側転少女 (JAN 59号)

横浜市教育文化研究所の冊子「JAN 59号」に詩を書かせていただきました。 インドのあるレストランの前で、たったひとりで輪くぐりや側転の芸をみせている少女がいました。裸足で、顔には頬紅をつけて。コロナ禍、あの少女はどうしているのでしょうか。しきり…