2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中島悦子・詩「甘栗」(『マッチ売りの偽書』より)

甘栗 「物語」を信じなくなって数年。甘栗売りとして路上に立っている。甘栗を焼く焼けた小石の渦まきを見るのが一日の仕事。栗は不確実な小惑星のようにぐるぐると磨かれ、地獄のようなかたまりとなって、どれも一日を数秒で終え、何万年かをかきまわす。か…

中島悦子・エッセ―『母の骨』(福井新聞 2017/11/15)

福井新聞リレーエッセーに『母の骨』を書かせていただきました。今年6月に91歳で亡くなりました。私事を題材にしてしまいましたが、すみません。義母も7月に亡くなり、全ての母なる人に感謝するこの頃です。

神奈川新聞文芸コンクール表彰式

神奈川新聞文芸コンクール表彰式で、入賞者のみなさんとお会いすることができました。作品の書かれた背景などもお聞きすることができ、言葉の奥行を感じました。さらなるご健筆をお祈りいたします。高校生の入賞者の存在が光輝いていました。是非書き続けて…

福井県ふるさと文学館 文学カフェのお知らせ

福井県ふるさと文学館 文学カフェでお話しさせていただくことになりました。タイトル 楽しみは現代詩 講師 中島悦子 日時 平成29年12月17日 日曜日 14時より 会場 福井県立図書館 研修室 参加費 250円 飲み物代先着順30名様です 福井県ふるさと文学館 電話07…