2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

新刊紹介

倉橋健一『歌について 啄木と茂吉をめぐるノート』(思潮社) 短歌に寄せる思いが凝縮された一冊です。啄木、茂吉が目の前にいるかのような読後感です。 安俊暉『武蔵野』(思潮社) 運命が辿り、回帰してゆくところ 運命の/薄き膜に/仕切られて/今日/限りな…

新刊紹介

井戸川射子『遠景』(思潮社) 言葉の生まれる過程を繊細に見届ける、その景色の彼方へ 体と言葉が通じないので泣いている/わたしは見守る役だ/豊かさがよく分からないものとしてあることの/不安は連続、密集していて 瀬崎祐 『水分かれ、そして水隠れ』(思…

放送大学「現代詩の鑑賞10」

受講生のみなさん。二日間の受講お疲れ様でした。定員を超えて受講いただいたそうです。二年間講座が開けませんでしたので、久々の対面授業でした。コロナ禍での黙食などご協力いただきました。授業でも、対話が制限されたのでご不自由をかけましたが、おひ…