新刊紹介

野沢啓『言語隠喩論』(未来社)

 詩で最も解き明かしたいことが隠喩。詩論の本質を追究しようという情熱に満ちた待望の書。

 

長田典子『ふづくら幻影』(思潮社)

 この詩集の着想を得、『ニューヨーク・ディグ・ダグ』と並行して書き続けたとはとてつもない力。

 それでも 忘れない 失われた土地の名を

 

國松絵梨『たましいの移動』(七月堂)

 応援しているインカレポエトリ叢書です。

 日々は祈り、いつもって何? 絶え間のない変わりの洪水 いつか教えて

 

荒船健次『ダイヤモンド富士』(金雀枝舎)

 旅の身支度はまだ半ば。

 おめでとう 笑みを絶やさずに 今年の齢も磨いてください