汝、我が民に非ズ 11/14 WWW 渋谷

 町田康氏ライブ「汝、我が民に非ズ」のCD「つらい思いを抱きしめて」が発売されました。ロックはその場で聞き続け、忘れるものだと思いながらすでに何回か参戦しましたが、買いました( ´艸`)。生の町田氏の声や歌い方は、エンドロールがずっと流れるみたいでしびれます。毎回、終わり、始まります。そして、終わります。

「ナンワガ(私の中ではこの略デス)」の意味を考えると頭がぐるぐるしてくるのですが、気の小さい私は、町田氏から「質問は?」と言われてもできるわけもなく…。
 汝と言っているのは誰ですか。民とは誰ですか。と心の中でつぶやくのみ。

 汝と言っているのは、例えば神様や王様、国家で、民とは我々下々。だとすると、民は「別に、そういわれてもかめしまへん。っつうか、受けてたちますよぉ」と開き直っているのか。いや、民ってあらかじめ全員捨てられた、みじめな棄民ですよね、今の時代は!という怒り、嘆きなのか。
あるいは、個人内部の小さな王国において、周りは全部わからんちんなので「汝、我が民に非ズ」と、こっちからすべてに三行半なのか…。
 それともお互い、棄て合っているダブルイメージなのでしょうか。雪合戦のように。ヤフーに相談するしかないのかな。いずれにしても、民はつらいってことでCD歌詞につながっていくのでしょう。さすがのタイトルです。