詩は滅んだとしても

笠井嗣夫『異和と痕跡 2004-2022』(七月堂)

 生き残った者たちと、やがて死ぬものたちが、すでに死んだものたちとまだ生まれていないものたちが、幻影のように交錯し、ふたたび、私は微睡む。

 

藤井貞和『物語史の起動』(青土社)