「中島悦子展」②(ONOメモリアル 10/14まで)

 

 小野忠弘「アンチプロトン」(1959年 184×183)は米国「Life」の表紙にもなりました。しかし、この巨大な作品の迫力は間近で見ていただいてこその価値があります。
 針金、浮子、得体の知れない浮遊物、油絵の具・・・・。抽象表現でありながら、深い精神性、予見性を感じさせる作品です。

「小野忠弘と私」の講演会とワークショップにお集まりくださいましたみなさん、ありがとうございました。
小野忠弘の芸術家としての情熱、創作活動の魂に大いに響きあうもの、学ぶものを感じている私です。
島田様に五点の油絵作品をお借りしてのワークショップは、詩を書くのが初めてとおっしゃる方や教員の方、画家、書家の方なども参加していただき、和やかに楽しく進めることができました。
いろいろな詩作品の朗読を聴いて、自分の絵画鑑賞と別の見方に気づいたり、感動があったりしました。島田さんは、自宅で眠っていた小野先生の作品がこんな形で生きたものになったとは、と笑顔で語ってくださいました。三国から作品をお運びいただき本当にありがとうございました。忘れられない経験になりました。