『Down Beat』20号 発刊

『Down Beat』20号 発刊しました。私は、アレシリーズで「黒」を書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。 表紙が新しくなりました。野毛界隈のデッサン(鳥子&千晶)です。

中島悦子書評・澤田康彦『いくつもの空の下で』

共同通信配信で、澤田康彦氏『いくつもの空の下で』(京都新聞出版センター)の書評を書かせていただきました。 沖縄タイムス・福島民報(6/11)、下野新聞・山梨日日新聞・神戸新聞・宮崎日日新聞・信濃毎日新聞・秋田さきがけ・山陰中央新報(6/18)、神奈川新聞…

新刊紹介

倉橋健一『歌について 啄木と茂吉をめぐるノート』(思潮社) 短歌に寄せる思いが凝縮された一冊です。啄木、茂吉が目の前にいるかのような読後感です。 安俊暉『武蔵野』(思潮社) 運命が辿り、回帰してゆくところ 運命の/薄き膜に/仕切られて/今日/限りな…

新刊紹介

井戸川射子『遠景』(思潮社) 言葉の生まれる過程を繊細に見届ける、その景色の彼方へ 体と言葉が通じないので泣いている/わたしは見守る役だ/豊かさがよく分からないものとしてあることの/不安は連続、密集していて 瀬崎祐 『水分かれ、そして水隠れ』(思…

放送大学「現代詩の鑑賞10」

受講生のみなさん。二日間の受講お疲れ様でした。定員を超えて受講いただいたそうです。二年間講座が開けませんでしたので、久々の対面授業でした。コロナ禍での黙食などご協力いただきました。授業でも、対話が制限されたのでご不自由をかけましたが、おひ…

放送大学 「現代詩の鑑賞10」のお知らせ

放送大学神奈川学習センターで 「現代詩の鑑賞10―比喩のありか」を開講します。 7月2日(土)は、寺山修司、吉増剛造 7月3日(日)は、室生犀星、新川和江、最近の現代詩についてです。聴講も受け付けていますので、センターにお申込みください。定員に限りがあ…

木立ち142号

詩誌「木立ち」142号に、「闇とアレと」を書かせていただきました。アレシリーズです。 川上未映子さん、ブッカー賞残念でした。でも、『ヘヴン』が翻訳され国際的に認知されたことは素晴らしいことです。これを契機に再読されることでしょう。

日本の詩祭 2022.5.29 (予定 アルカディア市ヶ谷)

H氏賞 うるし山千尋氏『ライトゲージ』(七月堂) 現代詩人賞 倉橋健一氏『無限抱擁』(思潮社) おめでとうございます! 2022年度は、現代詩人賞の選考委員を務めさせていただきました。優れた候補詩集の中から、充実した話し合いが行われ、倉橋氏の詩集が選ば…

「アレとの旅」(「現代詩手帖」3月号)

「現代詩手帖」3月号に、「アレとの旅」を書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。 ※アレは、稗田阿礼の現代的イメージです。

「Down Beat 」19号 発刊しました

「Down Beat 」19号 発刊しました。私は、「そっと」を書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。

中島悦子書評・ 森まゆみ著『聖子 新宿の文壇BAR「風紋」の女主人』

共同通信配信で、森まゆみ著『聖子 新宿の文壇BAR「風紋」の女主人』について書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。 北日本新聞(1/15)、高知新聞(1/15)、秋田さきがけ(1/15)、福島民友(1/15)、南日本新聞(1/16)、琉球新報(1/16)、山陽新聞(1…

中島悦子 エッセイ集『野良犬のいた頃』(虎芳書林)

福井新聞、新潟日報に連載させていただいたエッセイなどをまとめました。お読みいただければ幸いです。ご希望の方は、コメント欄よりご連絡ください。よろしくお願いいたします。個人情報が入ったコメント欄は、非公開とさせていただきますので、メールアド…

福井詩祭 ありがとうございました

福井詩祭の基調講演をお聞きくださってありがとうございました。思わぬうれしい再会もあり、ふるさとの温かさを感じました。コロナ禍のすきまでしたが、福井は感染者0が続いており安全に会ができたのではないかと思います。 同人誌、がんばって続けていきま…

2021 ふくい詩祭 基調講演

「2021 ふくい詩祭」で、 基調講演をさせていただくことになりました。詩に興味のある方、近県からもふるってご参加ください。 日時 11月20日 (土) 13時〜16時30分 場所 福井県教育センター 4階 大ホール 福井市大手2-22-28 参加費 無料 マスクをご用意くだ…

新刊紹介

野沢啓『言語隠喩論』(未来社) 詩で最も解き明かしたいことが隠喩。詩論の本質を追究しようという情熱に満ちた待望の書。 長田典子『ふづくら幻影』(思潮社) この詩集の着想を得、『ニューヨーク・ディグ・ダグ』と並行して書き続けたとはとてつもない力。 …

木立ち 139号 発刊しました

木立ち 139号 発刊しました。私は、「金曜日のアラスカ」を書かせていただきました。

Down Beat 18号 発刊しました

Down Beat 18号 発刊しました。私は、「Windowless」を書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。写真も私です。 表紙がカラーになりました。消火栓おじさんもうれしそう!?

『もう一度読みたい日本の古典文学』(勉誠出版)

三宅晶子編『もう一度読みたい日本の古典文学』(勉誠出版)が上梓されました。 キャッチコピーは、「学校で教わっていた「古典」は実はこんなに面白かった!」です。受験勉強で図らずも古典嫌いを増やしてしまったのかもしれない古典離れ。そのままでは、宝の…

中島悦子「明暗微かに 〜井坂洋子『嵐の前』〜」(「詩と思想」2021.7)

「詩と思想」7月号、「私の好きな詩と詩人」コーナーに井坂洋子さんの詩集『嵐の前』を取り上げさせていただきました。井坂さんの詩に魅了され、詩を書き始めたころから尊敬する憧れの詩人です。 その世界があまりに深く、言葉を尽くすことはできませんでし…

新詩集紹介

心に染みわたる素敵な詩集です。 松下育男『コーヒーに砂糖は入れない』(思潮社) いのちにいじめられていると かんじる日が あります うでが もうにぶんのいち はえてきそうな日が あります 墓じまいを思いはじめた人たちへ 川上明日夫『空耳の後ろ』『肴の…

アレの話など  

アレの話など 中島 悦子 切れすぎる鋏はいけない。取扱い説明書をよく読もう。なにしろ子どもの前髪を真っ直ぐ切ろうかと思う前にぱらりと散っていく。子どもが不意に動く。ぱらり。また何か言ってぐずると額に。おかげで柔らかい額や耳に数か所傷を付けてし…

新刊紹介

「tele.」(慶応義塾大学 詩社 歌伍 笠井裕之氏) 大学の授業で現代詩を読み、書くという試みからアンソロジー詩集が生まれました。ワクワクする自由な言葉たち。よくきたね。 須永紀子『時の錘り』(思潮社) レビヤタンに追われたきみが 神話をくぐって帰還す…

書評 バズ・ドライシンガー『囚われし者たちの国』(紀伊国屋書店) 梶山あゆみ訳

共同通信配信で、バズ・ドライシンガー『囚われし者たちの国』の書評を書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。 北国新聞(3/20)、北日本新聞(3/20)、琉球新聞(3/21)、信濃毎日新聞(3/27)、山陰中央新報(3/27)、宮崎日日新聞(3/28)、上毛新聞(3…

新詩集紹介

廿楽順二『春の私鉄』(改行屋書店) 靴をなくす夢を一生川面にうつしていくんです 阿部嘉昭『かけら世の』(響文社) かぎりなくゆくうつくしいせなか くびのなくとおい馬群のゆうぐれだ 久納美輝『アイスバーン』(インカレポエトリ叢書 七月堂) 昼下がりに街を…

側転少女 (JAN 59号)

横浜市教育文化研究所の冊子「JAN 59号」に詩を書かせていただきました。 インドのあるレストランの前で、たったひとりで輪くぐりや側転の芸をみせている少女がいました。裸足で、顔には頬紅をつけて。コロナ禍、あの少女はどうしているのでしょうか。しきり…

ダウンビートフォーラム11 ウェブイベントのお知らせ

ダウンビートのウェブイベントのお知らせです。2月28日2時より、金井雄二・谷口鳥子の新詩集の朗読・トークを行います。くわしくは、ダウンビートのフェイスブックをご覧ください。チケットは、以下からお申込みください。無料です。 https://downbeatforum-…

あけましておめでとうございます

昨年は、『現代詩手帖』の「詩誌月評」をお読みいただき誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 コロナ禍で先の見えない日々が続きますが、一歩一歩進んでいきたいと思います。

Down Beat17号 発刊しました

Down Beat17号 発刊しました。「よどみ」を書かせていただきました。お読みいただければ幸いです。 大雪のニュースもあり、お気を付けください。

中島悦子・詩「アレの話など」(ユリイカ 12月号)

「ユリイカ 12月号 特集 世界の偽書」(青土社)に、詩「アレの話など」を書かせていただきました。 偽書というものを詩のなかに封じていく。そこに書物を胚胎しているメディアとして息づく詩というものがふたたび立ち現れるようなところがあるのではないか。…

『現代詩手帖』の「詩誌月評」終了(12月号 特集現代詩年鑑)

2020年の『現代詩手帖』の「詩誌月評」欄、お読みいただき誠にありがとうございました。コロナ禍の中、多くの詩誌に向き合えたことは貴重な経験でした。 いろいろと勉強させていただきました。これからもよろしくお願いいたします。 同号に「靴」が再録され…